他社開発システムの保守引き継ぎ事例|成果計測の不具合修正とデザイン刷新

他社開発システムの保守引き継ぎを表す、ソフトウェアと保守作業の概念イラスト。

他社が開発したシステムを使い続けるなかで、改修や保守を任せる相手が必要になることがあります。今回は、マーケティング支援企業からご相談いただいた、独自ツールの保守引き継ぎ事例をご紹介します。

事例の概要

  • 課題:開発後の保守の相談先が必要でした。成果報酬型ツールには、請求の根拠に関わるコンバージョン計測の不具合がありました。
  • 対応:ソースコードとサーバーを調査し、計測不具合の修正とデザインの全面刷新を実施。企業ホームページとメールの周辺環境では、DNS設定にも対応しました。
  • 確認できた結果:修正後のコンバージョンが正しくカウントされることを確認しました。初期6か月の契約後、契約更新と条件の見直しも行っています。

開発後のツールを支える、保守の相談先を探して

ご相談いただいたのは、自社独自のマーケティングツールを運営するマーケティング支援企業です。ツールの開発は外部の開発会社へ委託していました。元の委託先は開発を担当し、その後の継続的な運用・保守は担当していませんでした。

そこで、開発済みのツールについて、必要な改修や保守を柔軟に相談できる会社を探していました。検索を通じてOuverを見つけていただき、お問い合わせと打ち合わせにつながりました。

対象のツールは、購入情報の入力途中で離脱した人にSMSやメールでフォローし、購入を促すサービスです。発生した成果に応じて料金が決まるため、コンバージョンを正しく把握することが、サービスを運営するうえで重要な役割を持っています。

ソースコードとサーバーを確認し、対応可否を判断

他社が開発したシステムを引き継ぐ際には、まず実際の状態を把握する必要があります。本案件でも、打ち合わせを経て、ソースコードとサーバーを調査しました。

調査を通じて、Ouverで保守を行うことが可能と判断。そのうえで、引き継ぎ後の対応へ進みました。開発を担当した会社と保守を担当する会社が異なる今回のようなケースでは、引き継ぐ対象を確認する工程が出発点になります。

相談・打ち合わせ、ソースコードとサーバーの調査、保守対応可否の判断という3段階の流れ。
本案件では、ソースコードとサーバーの調査を経て保守対応が可能と判断しました。

対象ツールの技術構成

対象のツールは、AWS上のKubernetes(EKS)で動く、TypeScriptで統一されたマーケティング計測SaaSです。

  • フロントエンド:Next.js、React、Tailwind CSS
  • バックエンド:NestJS(モノレポ構成)、PostgreSQL、Amazon SQS
  • インフラ:AWS(EKS、RDS、S3、SES)、CI/CDによる自動デプロイ
  • 開発環境:Docker Composeで本番相当の環境をローカルに構築し、検証ツールとUIモックを併用

フロントエンドからインフラまで構成を把握したうえで、保守と改修にあたっています。

請求の根拠に関わる、コンバージョン計測の不具合を修正

対応した課題の一つが、コンバージョンを正しくカウントできない不具合です。

このツールは成果報酬型で提供されているため、成果の数値は料金を請求する際の裏付けになります。しかし、実際には購入などの成果につながっていても、コンバージョンとして正常に計測されないケースがありました。成果を正しく把握し、その内容を説明できるようにすることが、重要な対応となっていました。

Ouverでは不具合の原因を調査し、修正を実施しました。修正後には、コンバージョンが正しくカウントされることを確認しています。また、本稿作成時点で、修正後に同じ計測不具合の報告は受けていません。

保守の対応内容を考えるうえでも、機能の状態と実際の業務との関係が重要でした。本件では、成果計測がサービスの料金に関わるため、請求の裏付けとなる数値を正しく把握できる状態を確認しました。

コンバージョン計測の不具合に対して原因調査と修正を行い、修正後に正しくカウントされることを確認した流れ。
計測不具合を修正し、正しいカウントを確認しました。

デザインの全面刷新

実際に最初に着手したのは、ツールのデザイン刷新でした。見た目をより魅力的にしたいというご要望を受け、全体のデザインを見直しました。

今回はデザインと成果計測の両面から、既存ツールの見直しを進めました。

企業ホームページとメールの周辺環境にも対応

ツール本体の改修とは別に、お客様の企業ホームページに関する相談にも対応しました。ホームページのサーバー移行に伴い、メールを受信できず、ホームページも正しく表示されない問題が生じた際に、DNS設定の対応を行っています。

本案件では、独自ツールの保守・改修に加えて、企業のWeb・メール環境で生じた個別の相談もお受けしました。

デザインの全面刷新と、企業ホームページとメールのDNS設定という2つの対応領域。
デザインは対象ツール、DNS設定は企業ホームページとメールの周辺環境への対応です。

初期6か月の契約を経て、契約を更新

保守の開始にあたっては、お客様にOuverの対応力を見ていただくため、初期の契約期間を6か月としました。

その後、初期の6か月を経て、契約の更新と契約条件の見直しを行いました。本案件では、実際の対応内容を踏まえながら、継続と契約条件を話し合う進め方としました。

初期6か月の契約を経て対応内容と条件を確認し、契約更新と条件見直しを行った流れ。
初期6か月の契約後、契約更新と条件の見直しを実施した本案件の流れです。

他社開発システムの保守・改修をご相談ください

今回の事例では、開発後の保守の相談をきっかけに、デザインの刷新、事業に関わる計測不具合の修正へと対応が広がりました。

他社が開発したツールの保守や改修でお困りの方は、Ouverの無料相談をご利用ください。現在のシステムの状況と、困っている点をお聞かせください。

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