システム開発の流れ

GUIDE · DEVELOPMENT FLOW

How we
build.

システム開発を
依頼する流れ

システム開発を検討するとき、「最初に何を相談すればよいか」「費用はいつ決まるのか」「依頼した後は何に関わるのか」と、わからないことが出てくるかもしれません。

開発は、プログラムを書くだけで完結するものではありません。業務を理解し、必要な仕組みを決め、実際に使えるかを確認し、運用につなげるまで、いくつかの段階があります。

このページでは、一般的な流れを8つの工程に分けてご紹介します。各工程の注意点とOuverの取り組みは、気になる項目を開いてご覧いただけます。

説明には、Excelで管理している受発注業務をシステム化する架空の例を用います。実際の工程や成果物、費用、契約方法は案件によって異なり、工程を行き来したり、小さく開発して改善を重ねたりする場合もあります。

お問い合わせ・初回相談から保守・運用支援・改善までの8ステップを縦に並べた図

工程をクリックすると、各工程の説明へ移動します。基本の流れは8工程。案件によって前後したり、繰り返したりする場合があります。

01PHASE 01 · CONSULTATION

お問い合わせ・初回相談

一般的なシステム開発の進め方

最初の相談では、現在のお困りごとと、改善したい方向を共有します。開発する機能をすべて決めておく必要はありません。「何に困っているか」を話すところから始められます。

なぜ最初に話をするのか

同じ「受発注システムを作りたい」という相談でも、二重入力を減らしたい場合と、注文の進み具合を知りたい場合では、必要な仕組みが変わります。最初に目的や背景を確認すると、機能の話だけに偏らず、解決したい課題に沿って検討できます。

相談では、どんなことを伝えるのか

まず、事業の内容と、対象となる業務を伝えます。架空の受発注業務の例なら、「営業担当が注文をExcelに入力し、倉庫にメールで送っている」「修正のたびにファイルを送り直している」といった説明で十分です。

そのうえで、「転記を減らしたい」「最新版がわからなくなるのを防ぎたい」など、困っている場面を共有します。発生する頻度や影響がわかれば、課題の大きさも伝わりやすくなります。

時期や予算は、決まっている範囲で共有する

「繁忙期が始まる前に使いたい」「まずは一部の部署で試したい」といった条件も、進め方を考える材料になります。期限がある場合は、その理由も伝えると優先順位を考えやすくなります。

予算が未定であれば、そのまま伝えて構いません。現時点で決まっていることと、提案を受けて検討したいことを分けて共有します。

資料は、手元にあるものから

現在使っている帳票、画面、業務の説明資料などがあれば、話の助けになります。相談のために新しく仕様書を作る必要はありません。資料を見せる場合は、機密情報や個人情報を含まない見本にするなど、共有できる範囲にも配慮します。

この段階で、何が整理されるのか

相談したい業務、改善したいこと、主な制約、詳しく確認する事項を整理します。ここで機能や価格をすべて確定するのではなく、次に何を調べ、誰の話を聞くかを明らかにします。

お客様には、現状と希望をお聞かせいただきます。システムの構成や使う技術は、相談の前に決めておく必要はありません。

お客様とエンジニアが手元の帳票や画面を見ながら困りごとを整理する場面
完成した仕様書ではなく、今の仕事や困りごとを共有するところから始められます。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

「仕様書ができてから」と考えて、相談が止まってしまう最初から詳細を決めようとすると、業務上の悩みが技術的な問題に置き換わり、整理しづらくなることがあります。まずは困っている場面を具体的に伝えましょう。
02

作りたい機能だけを伝えてしまう「通知機能が欲しい」という要望も、その理由が共有されると検討の幅が広がります。「変更が倉庫に伝わらない」など、背景を添えることが大切です。
03

相談と、詳細な調査の境界が曖昧になる初回相談の後に、業務調査や資料作成が必要になる場合があります。どこまでが相談で、どこから費用が発生する業務なのか、着手前に確認しておきましょう。

OOuverはこうしている

Ouverでは、業務や課題の理解からご相談を伺います。「こんなシステムを作りたい」というお話に加え、「この作業に時間がかかる」「今のやり方を見直したい」といった段階からご相談いただけます。

最初から機能一覧や技術的な仕様をそろえていただく必要はありません。現在の仕事の流れや、実現したいことを伺いながら、一緒に整理します。

受託開発に限らず、DX支援やその後の運用も見据えて、どのような進め方が目的に合うかを検討します。具体的な対応範囲や費用は、ご相談の内容に応じて確認します。

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02PHASE 02 · SCOPING

業務の整理・開発範囲の検討

一般的なシステム開発の進め方

相談した内容をもとに、現在の業務と課題を整理し、今回の開発で目指す範囲を考えます。この段階では、詳細な仕様をすべて確定するのではなく、見積もりや進め方を検討するための大枠をそろえます。

なぜ業務から整理するのか

個々の作業だけを見ると便利そうな機能でも、前後の仕事とつながらなければ手間が残ることがあります。受発注の例では、注文を入力しやすくしても、倉庫が別のExcelに転記していれば、二重入力はなくなりません。関係する人と情報の流れを確認することで、改善すべき場所が見えてきます。

1

作業と情報の流れをたどる

誰が注文を受け、どこに記録し、誰に渡し、どの時点で出荷するのかを整理します。既存のシステムや帳票、メール、口頭連絡なども含めて確認します。

作業にかかる時間や処理件数がわかる場合は、課題の影響を判断する材料になります。数値がそろっていなければ、現場の具体的な困りごとから把握を進めます。

2

変えたいことに優先順位をつける

「入力の重複を減らす」「変更をすぐ共有する」「売上を分析する」といった要望を分け、どの課題を先に解決するか考えます。

業務への影響、利用する人数、導入したい時期などを踏まえ、まず何ができれば役立つかを整理します。部署によって希望が違う場合は、その違いも共有します。

3

解決方法を比較する

すべてを新しく開発するほか、既存サービスを活用する、今あるシステムを連携する、業務の手順を変えるといった選択肢もあります。

例えば、注文の共有だけなら既存ツールで対応できても、独自の承認や複雑な在庫引き当てが必要なら、開発を含めた検討が必要になるかもしれません。制約も踏まえて選択肢を比べます。

4

今回の対象と、後で検討することを分ける

最初は営業と倉庫の注文共有に絞り、会計連携や分析は後から検討する、といった段階的な進め方もあります。実現できるか不確かな部分は、小さく試すPoCなどで確かめる場合もあります。

散在した帳票や連絡を整理し、今回取り組む業務と将来の改善候補を分けるイラスト
現状の流れを整理し、今回の対象と後で取り組むことを分けます。

この段階で、何が整理されるのか

対象の業務と利用者、解決したい課題、機能の候補、優先順位、制約、未確定事項を整理します。お客様には、業務上の重要度や、今回どこまでを目指すかの判断に関わっていただきます。詳細な入力条件や画面仕様は、この大枠をもとに要件定義・設計で具体化します。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

今の作業をそのままシステムに置き換えようとする紙やExcelで運用するために必要だった手順が、そのまま残ることがあります。各作業の目的を確かめると、省ける手間を見つけやすくなります。
02

「せっかくだから」と対象が広がり続ける多くの課題を一度に解決しようとすると、費用や調整事項も増えます。今回の目的を明確にし、対象外の要望も将来の候補として整理しましょう。
03

一部の担当者だけで話を進める営業には便利でも、倉庫や経理に負担が増える場合があります。関係部署や実際に使う方の意見を確認し、全体の流れに無理がないかを見ておくことが重要です。

OOuverはこうしている

Ouverでは、業務の理解をもとに、必要な仕組みや開発範囲をお客様と一緒に検討します。技術的に何が作れるかに加え、どの課題を解決するために取り組むのかを整理し、提案につなげます。

進め方は、一度にすべてを開発する方法に限定しません。小規模な開発やPoCから始めるなど、目的や不確定な点に応じた方法も検討します。

業務改善やDX、その後の運用も視野に入れながら、最初に取り組む範囲と、継続的に改善していく部分を考えます。詳しい調査や整理が必要な場合は、その実施範囲もご相談します。

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03PHASE 03 · PROPOSAL & CONTRACT

ご提案・お見積もり・ご契約

一般的なシステム開発の進め方

検討した開発範囲をもとに、実現方法、費用、スケジュール、体制などの提案を確認します。そのうえで、依頼する業務と条件について合意し、契約します。

見積もりでは、何が金額に影響するのか

システムの費用は、画面の数だけでは決まりません。処理の複雑さ、他のシステムとの連携、データ移行、求められる性能や運用条件などによって、必要な作業が変わります。

受発注の例でも、注文を登録・検索するだけの場合と、既存の在庫システムから情報を取得し、出荷後に会計へ連携する場合では、確認や開発の範囲が異なります。

概算と、条件を具体化した見積もりの違い

初期段階の概算は、現時点の情報と仮定をもとに、費用の規模感を判断するためのものです。詳細な要件を確認した結果、必要な作業が増減し、金額が変わる場合があります。

情報が足りないときは、調査や要件定義を先に契約し、その結果をもとに開発の見積もりを作る進め方もあります。要件定義を必ず契約前にすべて終える、という順序に限られるものではありません。

提案書・見積書で確認すること

まず、対象となる機能や作業、納品されるものを確認します。画面開発だけでなく、環境の準備、データ移行、操作説明、リリース支援などが含まれるかも確認します。

次に、前提条件と対象外の作業を見ます。お客様側で用意するデータや、別会社の協力が必要な連携などは、準備の遅れが日程に影響することもあります。

サーバーや外部サービスの利用料、保守費用など、開発後に必要となる費用についても、開発費とは分けて把握しておくと判断しやすくなります。

作業範囲・スケジュール・費用の条件を並べて、お客様と開発会社が見積もりを確認するイラスト
総額だけでなく、作業範囲や前提条件もそろえて確認します。

契約では、仕事の進め方もそろえる

費用と納期に加え、成果物、支払いの条件、確認・検収の方法、仕様変更の扱い、保守の範囲などを確認します。契約の形式によって、何を約束し、どのように作業や成果を確認するかも異なります。

不明な表現があれば、実際の場面を想定して説明を求めましょう。「途中で要望が増えたら、どう相談するか」などを確認すると、進め方を理解しやすくなります。

この段階で、何が決まるのか

着手する業務の範囲、成果物、費用、進行上の条件をそろえます。お客様には、予算や目的との整合、社内の承認、担当者や協力体制の確認を行っていただきます。未確定事項が残る場合も、その扱いを明確にしてから次へ進みます。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

総額だけで見積もりを比較する金額が近くても、データ移行や操作説明、テストなどの範囲が異なる場合があります。同じ前提・対象で比較できているかを確認しましょう。
02

希望時期と、実際に必要な準備が合っていない社内レビューやデータの準備、他社との調整にも時間が必要です。開発会社の作業だけでなく、お客様側の準備も日程に含めて確認することが大切です。
03

「変更は後で相談すればよい」と曖昧にする変更の内容によっては、追加費用や日程の見直しが必要です。相談から見積もり、判断までの流れを確認し、どこまでが当初の範囲なのかを共有しておきましょう。

OOuverはこうしている

Ouverでは、整理した要件や課題を踏まえて、開発の内容とお見積もりをご提案します。契約方法や開発体制についても、案件に応じた進め方を検討します。

すべての案件に同じ方法を当てはめるのではなく、実現したいことや不確定な点、進め方のご希望を伺いながらご相談します。

詳しい調査や要件定義を先に行う必要がある場合は、その範囲と費用を確認してから進めます。具体的な成果物や納品までの条件、保守の扱いなどは、提案・契約の段階で確認し、依頼いただく内容をそろえます。

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04PHASE 04 · REQUIREMENTS & DESIGN

要件定義・設計

一般的なシステム開発の進め方

要件定義とは、システムで「何を、どこまで実現するか」を具体的に決める工程です。初期の検討で整理した大枠を、開発と確認に必要な具体性まで掘り下げます。

「受発注の管理を効率化したい」という目的だけでは、必要なシステムの形は決まりません。入力する人、在庫を確認する人、出荷する人が、それぞれどのように使うかを整理します。

なぜ要件定義が必要なのか

同じ「注文を管理する」という言葉でも、「一覧で見られればよい」「変更履歴を残したい」「承認を受けてから出荷したい」では、必要な機能が変わります。

曖昧なまま開発すると、必要な作業ができなかったり、後から機能を追加して費用や日程が変わったりすることがあります。要件定義は、認識の違いを早い段階で見つけ、優先すべきことを決めるために行います。

1

現在の業務と、例外的な処理を確認する

架空の受発注業務の例では、営業担当の注文入力から倉庫での確認、出荷までをたどります。帳票や画面を見ながら、誰が、いつ、どの情報を使っているかを確かめます。

通常の流れだけでなく、注文の取り消し、数量変更、欠品、返品なども対象です。「修正した情報が伝わらない」といった課題が、どの場面で起きるかを具体化します。

2

導入後の業務を考える

次に、新しい仕組みで仕事をどう進めるかを整理します。営業担当が登録した注文を倉庫担当も確認できれば、転記や電話連絡を減らせるかもしれません。一方、重要な変更には責任者の確認を残した方がよい場合もあります。

残す作業、変える作業、システムに任せる作業を分け、関係する人の動きまで考えます。

3

必要な機能と業務ルールを決める

「注文を登録する」「受注状況を検索する」「帳票を出力する」といった処理を整理します。これらを「機能要件」と呼びます。

入力する項目、入力漏れがあったときの扱い、注文を修正できる人、出荷後に変更できる範囲なども確認します。例えば「営業担当は担当する取引先の注文だけを編集できる」という権限のルールも、具体的な動作として整理します。

4

性能や運用上の条件を確認する

機能に加えて、利用人数やデータ量を踏まえた処理速度、必要な稼働時間、バックアップや復旧の条件なども確認します。こうした品質や運用上の条件を「非機能要件」と呼びます。

例えば、注文が集中する時間帯にどの程度の処理が必要か、障害時にどの程度まで業務の停止を許容できるか、といった点です。必要な水準によって構成や費用が変わるため、業務への影響とあわせて検討します。

5

今回の範囲と、完成時の確認方法をそろえる

要望を、今回必要なもの、後から追加するもの、今回は対応しないものに分けます。受注情報の共有を先に実現し、会計連携は次の段階で検討する進め方もあります。

あわせて、「注文を登録し、倉庫担当が確認できる」「権限のない人は編集できない」など、完成時に確かめることを整理します。この基準が、お客様による受入テストにもつながります。

帳票・業務フロー・画面案を使い、お客様とエンジニアが必要な機能や条件を具体化する場面
業務の流れとルールを整理し、何を実現するかを具体的にします。

要件定義から設計へ

要件定義で実現することをそろえた後は、画面の構成、データの持ち方、処理や連携の仕組みなどを設計で具体化します。必要に応じて両者を行き来し、実現方法と業務上の要望をすり合わせます。

この工程で、何がまとまるのか

案件に応じて、業務フロー、機能一覧、画面案、データ項目、権限、対象範囲、確認条件などをまとめます。資料の形式より、関係者が同じ内容を確認できることが重要です。

お客様には、業務上の判断や優先順位、現場で使えるかの確認に関わっていただきます。技術的な構成を一人で決める必要はありません。見積もりの前提が変わる場合は、費用や日程への影響も確認してから開発に進みます。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

担当者によって、想定している業務が違う管理者の説明だけで進めると、現場独自の処理や例外を見落とすことがあります。実際に使う方にも確認し、意見が分かれたときに誰が判断するかを決めておきましょう。
02

画面を見て、すべて決まったと思ってしまう画面案だけでは、入力ミスや取り消し、権限などはわかりません。「この状況ではどう動くか」まで確認することが大切です。
03

未確定なことが、いつの間にか決定事項になるすぐに決められない内容は、未確定と明記し、確認する人と時期を共有します。要件定義は将来の変更を一切なくす工程ではありませんが、前提や判断の経緯を残すことで、変更時の影響を考えやすくなります。

OOuverはこうしている

Ouverでは、お客様の業務や課題を理解したうえで、要件の整理を進めます。「欲しい機能」に加えて、現在の仕事の進め方や、手間が生まれている場面を伺い、必要な仕組みを一緒に考えます。

必要に応じて画面のモックを用い、文章だけでは伝わりにくい操作や情報の見せ方についても認識を合わせます。お客様には業務上の判断や使い方を確認いただき、技術面の検討はOuverが支援します。

具体的にどこまで整理し、何を成果物とするかは、案件ごとにご相談します。調査や要件定義についても、対応範囲と費用を確認してから進めます。

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05PHASE 05 · BUILD & TEST

開発・開発側でのテスト

一般的なシステム開発の進め方

要件と設計をもとに、画面やデータ処理などを実装します。作った機能を開発側でテストし、必要な修正を行いながら、お客様が確認できる状態に近づけます。

開発では、どのような作業をするのか

画面を作るほか、入力されたデータを保存する処理、条件に合う情報を検索する処理、外部システムとの連携などを実装します。画面に現れない仕組みも、システムを動かすために必要です。

架空の受発注業務の例なら、注文入力の画面、注文を保存する処理、担当者ごとの閲覧・編集制御、倉庫向けの一覧などを作ります。要件に応じて、通知や変更履歴なども実装します。

なぜ開発途中の共有が必要なのか

文章や画面案では気づかなかったことが、実際に動かして初めてわかる場合があります。入力の順番、情報の見つけやすさ、作業のつながりなどを確認する機会があると、完成像のずれを早めに見つけやすくなります。

開発方法によって、機能ごとに確認する場合や、一定の範囲がまとまってから確認する場合があります。確認するタイミングや対象を共有して進めます。

開発側のテストでは、何を確かめるのか

まず、個々の処理が想定どおりに動くかを確認します。例えば、必須項目が空欄のときに登録を止める、数量を変更すると金額が更新される、といった動作です。

次に、機能同士のつながりを確認します。登録した注文が倉庫の一覧に表示されるか、出荷状況を更新すると関連画面にも反映されるかなどを確かめます。

必要に応じて、性能や外部連携など、合意した条件についてもテストします。確認内容は、システムの用途やリスクに応じて検討します。

エンジニアが機能を実装・テストし、途中の画面をお客様と確認するイラスト
実装・テスト・必要な確認を重ね、合意した内容を形にします。

追加の要望が出たら、どうするのか

まず要望を共有し、当初の範囲との違いを確認します。費用や日程への影響を踏まえて、今回対応するか、他の機能と入れ替えるか、次の開発に回すかなどを判断します。

すでに作った部分の変更は、関連する処理やテストにも影響することがあります。小さく見える変更でも、実施前に影響を確認することが重要です。

この工程で、何を確認するのか

実装した機能とテストの状況、未解決の課題、お客様に確認いただく事項を整理します。お客様には、業務上の質問への回答や、共有された画面・動作の確認をお願いします。プログラムの中身を調べるのではなく、想定する仕事の進め方と合っているかを確認いただきます。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

進捗率だけを見て安心してしまう「開発が何%進んだか」だけでは、何が確認でき、何が残っているかはわかりません。完成した機能、判断が必要なこと、日程に影響する課題を具体的に確認しましょう。
02

回答待ちが、次の作業を止めてしまう業務ルールの確認や画面レビューへの回答が必要になることがあります。確認する担当者を決め、回答時期を共有しておくと進めやすくなります。
03

途中の画面を完成品と受け取ってしまう開発途中では、仮の表示や未接続の機能が含まれる場合があります。その時点で何を確認するのかをそろえ、見つかった点は不具合、未実装、新たな要望に分けて扱いましょう。

OOuverはこうしている

Ouverでは、開発中も進捗を共有しながら進めます。案件に合った開発方法や体制を検討し、要件に沿って実装とテストを行います。

進める中で確認したいことや新たな要望が出た場合も、その内容を共有し、対応範囲や進め方をご相談します。変更による費用や日程への影響がある場合は、前提を確認して判断します。

開発の途中で何を、どのように確認いただくかは案件によって異なります。固定の方法に限定せず、実現したいことや開発規模に応じて、進め方をそろえます。

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06PHASE 06 · ACCEPTANCE

お客様による確認・受入テスト・検収

一般的なシステム開発の進め方

開発側のテストを終えたシステムを、お客様が実際の業務に沿って確認します。合意した内容を満たしているかを確かめ、契約で定めた条件と手続きに沿って検収します。

なぜお客様による確認が必要なのか

開発側のテストは、仕様に沿って機能が動くかを確認するものです。一方、お客様による受入テストでは、業務の流れに沿って使えるか、必要な情報や結果が得られるかを確認します。

仕様どおりに動いていても、実際の担当者が見ると、作業上の前提が伝わっていなかったことに気づく場合があります。業務を知る方の視点が重要になります。

確認する人と、場面を準備する

管理者だけでなく、日常的に操作する方にも参加いただくと、現場の使い方に沿って確認できます。どの担当者が、どの機能を、いつまでに確認するかを決めておきます。

確認用のデータやアカウントも準備します。実際の個人情報や機密情報を使う必要があるかは慎重に判断し、見本のデータで確認できる範囲を検討します。

具体的には、どのように確認するのか

架空の受発注業務の例なら、営業担当が注文を登録し、倉庫担当が内容を確認し、出荷状況を更新するまでを一通り操作します。各担当者が必要な情報を確認できるかも見ます。

通常の流れに加えて、数量変更、取り消し、入力の不足など、要件定義で整理したケースも確認します。帳票や集計がある場合は、表示されるだけでなく、数値や内容が期待する結果と合っているかを確かめます。

利用者が注文登録から出荷までの業務を想定して操作し、結果を確認する場面
画面を眺めるだけでなく、業務の最初から最後まで操作して確認します。

気になる点は、再現できる形で共有する

問題があったときは、操作の順番、期待した結果、実際の結果を記録します。画面や時刻、使用した確認データなども、原因を調べる手掛かりになります。

そのうえで、合意した仕様と異なる動作なのか、仕様の認識がずれているのか、新たな要望なのかを整理します。必要な修正後は、該当する操作をもう一度確認します。

検収では、何を判断するのか

契約で定めた成果物や確認条件をもとに、納品内容を確認します。残る事項がある場合は、その内容、業務への影響、対応方法を共有し、契約に沿って扱います。

確認結果や対応事項を記録しておくと、リリースの判断や、その後の運用にもつながります。受入テストや検収、リリースの順序・区切りは案件によって異なるため、あらかじめ進め方をそろえておくことが大切です。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

確認する時間を予定に入れていない通常業務の合間だけで確認しようとすると、十分に試せないまま期限が近づくことがあります。担当者と確認期間を事前に確保しておきましょう。
02

画面を眺めるだけで終わってしまう業務の最初から最後まで操作すると、情報の受け渡しや例外処理の問題を見つけやすくなります。要件定義で整理した確認条件を使うことが有効です。
03

気づいた点を、すべて同じ扱いにする仕様との差、不明点、使い勝手の要望では、対応の判断が異なります。まず内容を共有し、合意した範囲と照らして整理しましょう。検収条件や残る事項の扱いは、その場の曖昧な了解で済ませず記録します。

OOuverはこうしている

Ouverでは、開発したシステムのテストを行い、納品につなげます。お客様による確認も踏まえて、合意した内容との認識を合わせます。

確認の中で気になる点が見つかった場合は、その内容を共有し、仕様への対応か追加の要望かを整理して、対応方法をご相談します。技術的な問題の説明だけでなく、業務でどのように使うかを踏まえて確認を進めます。

具体的な確認の範囲や方法、検収の条件は案件ごとに定めます。開発側のテストと、お客様の業務上の確認の両方を踏まえて、次の段階につなげます。

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07PHASE 07 · RELEASE

リリース・利用開始

一般的なシステム開発の進め方

確認を終えたシステムを、実際の業務で使う環境に反映し、利用を始めます。この公開や切り替えを「リリース」と呼びます。開発が終わった後も、データや利用者の準備、業務の切り替えが必要です。

なぜリリースの準備が必要なのか

確認用の環境で動いたシステムを、そのまますぐに使えるとは限りません。実際のアカウント、ネットワーク、外部サービスとの接続など、本番環境で必要な設定や確認があります。

現場の担当者が新しい仕組みを使える状態にすることも重要です。システムを公開する作業と、業務を始めるための準備をあわせて進めます。

1

利用開始日と、切り替える範囲を決める

一度に切り替えるか、特定の部署や業務から始めるかを検討します。架空の受発注業務の例なら、まず一つの営業チームで利用を開始し、確認しながら対象を広げる方法もあります。

繁忙期や締め処理などの予定も確認し、切り替えに伴う停止時間や作業がある場合は、関係者に共有します。

2

データと利用者を準備する

取引先や商品などの基本情報、未処理の注文など、移行が必要なデータを整理します。古い情報や重複があれば、誰がどのように確認・修正するかを決めます。

利用する方のアカウントや権限を準備し、必要に応じて操作説明を行います。現在のExcelから移す場合は、どの時点の情報を移行するのかも明確にします。

3

公開前後の確認と、問題が起きた場合の動きを決める

本番環境での設定や動作、データの移行結果を確認します。受発注の例なら、必要な取引先や注文がそろっているか、担当者がログインし、注文を登録・確認できるかなどを見ます。

また、利用開始後に問題が起きた場合の連絡先と判断する人を共有します。状況によっては、切り替えの延期や一時的な代替手順が必要です。元に戻せるかどうかも含め、システムに合った対応方針を検討します。

データ移行、利用者への説明、本番環境への切り替えを準備するイラスト
公開作業に加え、データ・利用者・問題発生時の対応も準備します。

この工程で、何がまとまるのか

利用開始日、実施する作業、担当者、確認方法、問題発生時の連絡・判断の流れを整理します。移行の手順や操作案内などは、必要に応じて用意します。

お客様には、業務上の切り替え判断、利用者への案内、移行データの確認などに関わっていただきます。どちらが何を準備するかをそろえ、必要な確認を終えてから利用を開始します。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

データを移せば、すぐ使えると思ってしまう古い取引先や表記の違い、空欄などがあると、移行後の業務に影響する場合があります。移すデータの範囲と、整える作業の担当を早めに確認しましょう。
02

新旧の仕組みを並行して使い、情報が食い違うExcelと新システムの両方に入力すると、どちらが正しい情報かわからなくなることがあります。切り替えの時点と、必要な場合の並行運用のルールを決めておきます。
03

問い合わせ先が現場に伝わっていない公開時には、使い方だけでなく困ったときの連絡先も案内します。技術的な問題と業務ルールの質問で相談先が分かれる場合は、その違いも共有しておくと対応しやすくなります。

OOuverはこうしている

Ouverでは、納品後の運用も見据えて、システムの導入や利用開始についてご相談を伺います。開発した仕組みをどのように業務へ取り入れるか、案件に応じた進め方を検討します。

データ移行や操作説明、切り替え作業などが必要な場合は、その内容と対応範囲を確認します。お客様側で準備いただくことも含めて、役割分担をそろえて進めます。

具体的なリリース作業や利用開始後の支援は、システムの内容とご契約によって異なります。必要な支援をご相談いただき、保守・運用につながる形を検討します。

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08PHASE 08 · MAINTENANCE

保守・運用支援・改善

一般的なシステム開発の進め方

システムは、リリース後も利用状況や周辺環境が変化します。日々の運用を支え、必要な保守を行いながら、業務の変化に合わせて改善を検討します。

保守と運用では、何を行うのか

一般に、保守では不具合の調査・修正や、ソフトウェアの更新など、システムの状態を維持するための対応を行います。運用では、アカウントの管理、データの確認、問い合わせへの対応など、日常的に使い続けるための作業を行います。

ただし、呼び方だけで対応範囲は決まりません。開発会社とお客様のどちらが担当するかも含め、具体的な作業ごとに確認することが大切です。

なぜリリース後の対応を決めておくのか

利用者やデータ量が増えたり、連携先のサービスが変わったりすると、当初は問題がなかった部分にも対応が必要になる場合があります。

架空の受発注業務の例なら、担当者の異動による権限変更、取引先の追加、繁忙期の処理増加などが考えられます。困ったときに誰が判断し、どこへ相談するかを決めておくと、状況を整理しやすくなります。

保守契約で確認すること

対象となる機能や環境、問い合わせ窓口、受付時間、費用、対象外の作業などを確認します。障害の調査や修正、更新作業、バックアップの確認などが、どこまで含まれるかも見ておきます。

問い合わせへの初動と、原因の特定・復旧にかかる時間は同じではありません。必要な対応水準を業務への影響とあわせて検討し、契約内容を確認します。

不具合や困りごとが出たとき

発生した時刻、操作、表示内容、影響を受ける業務などを整理して共有します。毎回起きるのか、特定の担当者だけなのかといった情報も、原因を調べる手掛かりになります。

原因がシステム本体、通信環境、外部サービス、操作などのどこにあるかで、対応する相手が変わることもあります。まず事象を共有し、調査や対応の範囲を確認します。

現場の声を、次の改善につなげる

使い始めてから、「検索条件を増やしたい」「入力をまとめて行いたい」といった要望が出ることもあります。要望を集め、利用頻度、業務への影響、費用などを踏まえて優先順位を考えます。

お客様には、困っている場面や業務の変化をお知らせいただきます。保守に含まれる対応か、追加開発として検討する内容かを確認し、必要に応じて見積もりや仕様の整理につなげます。

運用状況と現場の声をもとに、お客様とエンジニアが改善の優先順位を考える場面
使い始めてからの課題を共有し、必要な保守や改善を検討します。

よくあるトラブル・つまずくところ・注意点
01

「保守に入っていれば何でも対応できる」と思ってしまう機能追加や仕様変更、外部サービス側の対応などは、保守の対象外となる場合があります。契約名だけで判断せず、具体的な作業と費用を確認しましょう。
02

担当者の異動後、必要な情報が引き継がれない連絡先や運用手順、管理する情報の所在がわからないと、問題発生時に対応が遅れます。役割と引き継ぐ内容を整理しておくことが大切です。
03

要望を個別に追加し、業務全体が複雑になる一つの画面を便利にする変更が、別の担当者の作業に影響する場合もあります。改善は元の目的と業務全体の流れに照らして検討し、優先順位を決めて進めましょう。

OOuverはこうしている

Ouverでは、リリース後の運用サポートや保守にも対応しています。利用する中で出てきた課題や、事業・業務の変化に伴うご相談も伺います。

システムを作って終わりにせず、継続的な改善やDXの視点も含めて、必要な支援をご提案します。機能の追加や見直しについても、実現したいことを整理するところからご相談いただけます。

保守に含まれる作業や対応時間、費用はご契約によって異なります。日常の運用で必要なことと、追加開発として検討することを確認しながら、お客様の状況に合った支援を考えます。

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CONTACT

まずは、今の業務のお困りごとから

開発を依頼するために、すべてを決めておく必要はありません。Ouverでは、業務や課題の整理から、開発、リリース後の保守・改善までご相談いただけます。

「この作業を減らしたい」「今の仕組みを見直したい」といった段階から、お気軽にお問い合わせください。

システム開発について相談する